日本神話関係。 主に日本書紀・古事記・風土記をもとに、日本神話について「事実関係(書いてあること)の整理整頓」する、備忘録的なブログ。 他には「素朴な問いを立てる」ことを重視していきたい。 「謎の解明」はきっと専門家がどっかでやるので、そんなに興味なし。 あとは、たまには「雑感・想像・妄想」織り交ぜて色々とイメージを膨らませたいとも思っている。 ちなみに、最近はアイヌ神話・琉球の神話にも興味がある。 著作権については興味なし。 ここで書いたりアップしたものは、勝手に使用・転載していいです。(使う機会あればの話ですが・・・)
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ここにきて、素戔鳴尊がこう言った。
「私は今みことのりを奉ってこれから根国へ行く。そこでその前に高天原へ行って、姉と相見えて、その後は永く退こうと思う。」
「これを許す」と言った。
よって天に昇って詣でた。
この後に伊弉諾尊は神のつとめを既に終えて、霊運当遷(あつしれたまふ)。
そこで幽宮を淡路の洲に構えて。静かに長く隠れた。
またこうも言われている。伊弉諾尊は功を既に立てた。その徳は大である。ここで、天に登って報命した。
その後は日の少宮(わかみや)に留まって住んだ。
素戔鳴尊が天に登る時、海も山も大いに荒れた。これはこの神性の猛々しさがそうさせるのである。
天照大神は、元々その神の荒々しく悪しきことを知っており、更にスサノオがこちらへ向かってくる様子を聞き、驚愕してこう言った。
「わが弟が来るには、何か良からぬ意図があってのことだろう。
たぶん、まさに今この国を奪おうと狙っているのだろう。
父母は既に諸々の子に、各自それぞれの領域を管理するよう、命じたのだ。
なぜ就くべき国を捨てて、あえてこちらを狙うのか。」
そこで以下のとおり戦闘準備を整えた。
・髪を結って髻として、
・裳をひいて袴として、
・八坂瓊の五百箇の御統(ヤサカニのイホツのミスマル)を髻・鬘および腕に巻きつけて、
・背に千箭の靭(チノリのユキ。千本入の矢を入れる道具)と五百箭の靭を負って、
・腕には稜威の高鞆(イツのタカトモ。)を装着して、
・弓筈を振りたてて、
・剣の柄を固く握って、
・堅庭を蹈んで股に陥いて、
・沫雪のごとくに蹴散らして、
・稜威の雄詰(イツのオタケビ)を奮わして、
・稜威の嘖譲(イツのコロヒ)を発して、
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